ごりぱん

パンのかほりでみんなにこにこ


ごりぱんのはなし

ポリシー ぽりぽり

自然のちからを存分に借りて、できあがったごりぱん。じっくりゆっくり滋味が、身体の内側で広がる感覚を味わって欲しいと、ありがとうを込めて日々精進しております。

どこから来たのか

野菜や果物からおこした、自家製酵母を石窯でじんわりと焼き上げてみると、ごりぱん独特の味わいが生まれました。時を経るにつれ、優しさがふくらんでいきます。この優しさはどこまで行くのでしょうか。自然と共にふくらみます。

うらばなし

この、めがねのおじさんの絵は、実は、『一筆書き』です。ちょっとだけ上手く描けたので、ちょっとだけ自慢させてください。モデルは。。。だれでしょう?

変化をたのしむ

パンは焼きたてが一番、だけではなく、翌日になると顔を出すしっとり感、軽い酸味、そんな変化をたのしむ方もおいでです。気になる方は、「昨日分あるかい?」とお声かけください。

ふしぎなこと

あなたが作っているんでしょ!と言われるかもしれませんが、おいしさが変化しながら続くこと、適度な常温で長持ちする保存性の良さ。空気や水なのか、ナチュラルな自家製酵母なのか、薪で焼き上げる石窯効果なのか。私には見えないモノたちも、手伝ってくれている気がします。

いただきます

手作りの店舗ですが、それが温かいとのことばを寄せてくださったり、いろいろ語りかけてくださったり、ありがたいことです。なんやかんやで、いただきものでできています。そんな空気を感じて入店の瞬間に、涙を流された方もおいででした。そんなこんなで、すべて受け止めさせていただきます。

もとめられること

ごりぱんは、とても硬いです。硬いと言っても煎餅ほどではありませんが、あごを使って噛みしめ、唾液が程よく働くほどに、硬いです。以前、お年を召した方に「硬いですよ。」と伝えたら、「だいじょうぶ。私には知恵があるから。」と言われました。好きであれば、なんとしてでも食べる。当たり前のことを、思い出させてもらえました。ごりぱんは、こんなに硬いパンですが、もとめてくださる方々のために、このパンを大切に作り続けたいと思っております。

いしがまくん

1000個ほどの煉瓦で積み上げた石窯。ほぼ出来上がってから崩れたり、地震で焼き床が沈んだり、アーチ部分が崩れたり。話しはじめたらきりがないほど手のかかるヤツですが、とってもいい仕事をしてくれる最高の相棒です。

あなろぐ

薪は一本では燃えにくい。焚き付けの小さな火から徐々に広がる。薪同士には適度に空気が流れる空間も必要で、やがて大きな炎となれば、とても快適に燃え続けてくれる。しっかりと乾燥させた薪であれば、なおさらのこと。火をおこすときにいつも、人間関係のようだな、と思う。

これでないと

当店では、貝印のスパゲティトング(大)を使っています。買い足そうと思い探しましたが、店でもネットでも見つからなくなりました。貝印に問い合わせたところ、生産中止で在庫もないと。たぶん、コーティングされたフライパンなどのために、シリコン素材が主流で、ステンレスが見直されたんでしょうか。ごりぱんは、これでないと掴めないんです。現在、ずっと代替を探しております。。。ちなみに、貝印お問い合わせ担当の方は、とてつもなく懇切丁寧で、ありがたい気持ちに包まれました。

召し上がり方

白系の長いパン・山型・もっちりクッペなどの、シンプルモノに焦点を当ててお話しします。そのままゆっくり召し上がるだけでなく、素材に負けない力強さがあるため、一晩ミルクに漬けても崩れることのないフレンチトーストや、ちょっといいオリーブ油が手に入った時などには、それをただ塗るだけでも、味わい深い時を過ごせるかと思います。